豊橋市は、愛知県の東南端にあって、東は静岡県と接し、南は太平洋、西は三河湾に面しており豊かな自然と温暖な気候に恵まれたところです。また、東京と大阪のほぼ真ん中にあり、アクセスも良く渥美半島や東三河地域への玄関口としての役割を担っています。
この地方は、古くは「穂国」(ほのくに)と呼ばれていましたが、大化の改新のころ「三河国」に統合され、鎌倉時代には「今橋」と呼ばれるようになり、戦国時代に入ってから「吉田」と改称されて、江戸時代は、城下町として、また東海道五十三次の宿場町として栄えました。
明治に入り「吉田」を「豊橋」と改称し、明治39(1906)年8月1日に愛知県下で2番目の市として産声を上げ、平成18(2006)年には市制施行100周年を迎えた人口約38万人の東三河の中心都市として発展しています。 温暖な気候と豊かな水に恵まれたこの地域は、全国有数の農業の盛んな地域であり、多くの種類の野菜、果物が全国各地へ出荷されています。
また、豊橋ちくわ、菜めし田楽、三河つくだ煮、濱納豆などの伝統の食文化に加え、新たなご当地グルメ「豊橋カレーうどん」も楽しめます。
一方、伝統工芸品である豊橋筆は、高級筆として広く知られおり、伝統文化として450年余の歴史を持つ手筒花火や千年余受け継がれている豊橋鬼祭などが脈々と継承され観光面でも一躍を担っています。 また、全国でも数少ない路面電車が市民の足として親しまれ、環境に優しい乗り物として注目を浴びています。